貨物の適性診断とは?

トラックの運転手は、ほぼ毎日、トラックを運転します。

 

プロ中のプロ…と言えばそのとおりなのですが、車の運転は、無意識に行っているので、たとえ、交通事故に陥りやすいクセがあったとしても本人は気が付かないことが多いです。

 

だから、適性診断を通じて、受診した人の運転のクセを伝え、事故を起こす前に直すきっかけにすることを目的にしているんですね。


1.適性診断の種類と手数料は?

適性診断といっても様々あります。

 

そこで、↓の表にまとめてみましたので参考にしてくださいね。

※手数料は、助成金が適用される前の価格です。助成金は各都道府県トラック協会で異なりますので、事前にHPなどで確認しておきましょう。

 

任意の診断が2種類、
義務の診断が4種類あります。

 

とくに意識しておきたいのが、義務診断の初任診断・適齢診断・特定診断T・特定診断Uですね。

2.適性診断ではどのようなことが行われる?

適性診断では、@PC診断とAカウセリングが実施されます。
(適齢診断では、深視力の検査もあり)

 

時間配分としては、PC診断が1時間前後。
カウセリングが30分前後といったところですね。

 

ちなみに、PC診断では・・・

 

@判断・動作のタイミング

A動作の正確さ
B注意の配分
C安全態度
D危険感受性
E感情の安定性
F協調性
G気持ちのおおらかさ
H他人に対する好意

 

の9項目がチェックされます。

 

このように動作特性・態度特性・性格特性を見ていくのですが、そのほかにも、視力関係で「周辺視野」「眼球運動」「動体視力」の3種類が確認されます。

3.適性診断の結果が悪ければ就職に影響する?

適性診断票を見たとき、結果がかなり悪かった…。
俺、トラック運転手に向いていないかもしれない…。

 

と自信喪失になる人もいるかもしれません。

 

ですが、適性診断が、適正(能力や素質、性格が、仕事に合っているかを見極める)という表現を用いていれば、そのように判断基準になるかもしれませんが、「適性」を用いてますよね。

 

適性なので、あくまで自分を振り返る、自分を知るための診断です。

 

なにしろ、PCでの診断です。
じっさいの路上での診断ではありません。

 

なので、診断結果を見て、普段の運転で「〇〇のような運転をしているかもしれない」と思ったら、今後の運転に活かせばいいだけなのです。だから、運転の上手い・下手を見る診断ではないので、その点は安心して大丈夫だと思います。

4.適性診断の詳細について

適性診断は種類がたくさんあるので、別の機会でその詳細について紹介していこうと思っています。

 

↓にまとめておきましたので、自身が気になるページに行ってくださいね。

 

一般診断は3年に1回受診する必要はある?
初任診断はいつまでに受診すればいいの?
適齢診断に該当する運転手は?いつまでに受診すればいい?

まとめ!

適性診断はさまざまな種類がありますが、基本、同じです。

 

結果の良しあしはあるかと思いますが、それよりも気付きがある方が大事だとカウセリングの先生は言ってました。また、診断の説明がうまく理解できずに低評価になってしまうこともあるそうです。

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